

李幸娥記念ファンド
2008年、李幸娥が肝臓癌でこの世を去ったことから、彼女の長男である許耀元がこの記念ファンドを設立しました。
彼女の癌末期のとき、海外の治療方法は台湾の法規制に阻まれ、台湾で治療することはできず、彼女は治療の最後のチャンスを失いました。この記念ファンドは非主流の癌治療を台湾に導入し、そして有効な治療を求めて助けを必要としている人達をサポートし、取り戻すことのできない後悔をさせないことを期待しています。人には愛がある、人に愛を与えたい
李幸娥は台南の家政系の専門学校を卒業し、23歳で許家に嫁ぎました。娘と息子を育て、また、吉富貿易有限公司の創業時は色々な手芸品を作ったり、美味しいご飯を作るなどして夫をサポートし、子供たちを育て上げました。
李幸娥には家系による病因があった為、定期的に健康診断を受ける習慣がありました。しかしながら、発病してこの世を去るまでの五年間、有効な治療を求める術もなく、癌細胞は広がりを増すばかりでした。そして、B型肝炎およびC型肝炎から引き起こされた肝臓癌で他界しました。当時海外には肝臓癌の治療設備は既に確立されていましたが、台湾の法律ではその認可に時間が長くかかり、彼女はその治療を受けることなく他界することになり、非常に遺憾でなりません。
李幸娥は1946年10月19日台南市の裕福な家庭だった李家に生まれました。家には8人の兄弟姉妹がおり、彼女は幼い頃から女の子として親戚の家で育ちました。それ故に性格は内向的でした。小学生の時、一番上の兄である李賜海によって家に迎えられ、家族団らんの時間を過ごし、人からの思いやりや人を助ける喜びを知りました。
彼女は生前人を助けることが好きだったことから、吉富貿易有限公司三代目の許耀元と、アメリカで医師として活躍している姉の許嘉真は、李幸娥の夫である総裁 許瑞昇の協力の元に、母を記念し、そして人を助ける目的で李幸娥記念ファンドの設立を決め、彼女の真心が受け継がれていくことを期待しています。
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